工場勤務は他の仕事に比べると『楽』と思われていることが多いようです。
実際に楽な部分もありますが、辛いこともたくさんあります。
本記事では、工場の仕事に興味がある方へ向けて、工場勤務のメリット・デメリットを紹介していきます。
- 工場の仕事に興味がある人
- 工場で働こうと考えている人
- 工場勤務のメリット、デメリットを知りたい人
工場勤務のメリット

工場勤務のメリットは以下の通りです。
- 経験・学歴を問わない
- 有休を取得しやすい
- 親友社員でも給料が良い
- 様々な手当てがある
- しっかり休憩できる
- サービス残業がない
- 平日休みの職場もある
- 通勤ラッシュを避けられる
- 隙間時間が多い職場もある
- 夜勤はゆっくりできる
①経験・学歴を問わない
工場勤務には、誰でもできるような仕事が多いのが特徴です。
機械を操作するような作業は免許も必要だし、ある程度センスや器用さで個人の能力は変わってきますが、一度覚えてしまえば誰でもできる仕事ばかりです。
入社してから免許を取得する会社も多いし、免許が必要のない作業や職場も沢山あるので、自分にあった求人を見つけやすいという利点もあります。
②有休を取得しやすい
工場の仕事は、他の職種に比べて有休を取得しやすいと感じます。
もちろん企業によって差はあると思いますが、仕事にローテーションを組んでいたり、変えのきく作業が多いのが原因ではないでしょうか。
工場でも働き方改革は進められているので、これからもっと残業を削減したり休暇を取りやすくなっていくことでしょう。
③新入社員でも給料が良い
大手企業か中小企業かどうか、正社員か契約社員かどうかでも大きく差が出てきますが、新入社員でも給料が多い企業も多いです。
基本給は低い場合でも、その分様々な手当てが付くのが要因となっています。
大手企業であれば毎年昇給もあるしボーナスも年2回貰えることも多く、将来役職に就く可能性もあります。
④様々な手当てがある
交替勤務のある工場の職場では、様々な手当てが付きます。
- 交替勤務手当て
- 夜勤手当て
- 日、祝日手当て
- 年末年始などに出勤した時の手当て
- 休日出勤手当て
- 家族手当て
- 住宅手当て
基本給が低い分、このような手当てで給料を稼がなくてはなりません。
企業によっては手当ての金額や種類が違ったりするので、就職する前に気になるところは調べた方がいいでしょう。
⑤しっかり休憩できる
工場の現場で働く人たちは、仕事中の休憩時間や昼休憩をしっかりとることができます。
仕事と休憩のメリハリがあるので、仕事にも集中して取り組むことができます。
⑥サービス残業がない
大手企業の工場であれば、サービス残業はまず無いと言えるでしょう。
就業時間が5分でも10分でも過ぎれば残業代が発生しますし、残業時間もしっかり管理されています。
働き方改革が進んでいますし、サービス残業自体〝違法行為〟となるので、この世の中サービス残業を行っている企業は減ってきているのではないでしょうか。
⑦平日休みがある職場も
交替勤務の工場では、平日に休める職場が多いです。
平日休みでは以下のようなメリットがあります。
- ショッピングモールや観光地が空いている
- 目的地に向かうまでの道も空いている
- 人気な観光地も空いている
一度平日休みを経験すると、土日に観光地に出掛けるのが嫌になってしまうので要注意です!
また、平日休みだと病院や役所などに行きやすいのもメリットです。
土日休みだと、平日に体調が悪くなっても「週末まで病院に行くのは我慢しよう」などと考えてしまうし、土曜日の午前中などは病院もとても混みますよね。
緊急外来で診察してもらっても、応急診療だけで「月曜日にかかりつけの病院でもう一度診てもらって下さい」などと言われて二度手間になった経験をした人もいるのではないでしょうか。
【⇓工場の交替勤務についてはコチラで詳しく紹介しています。⇓】

⑧通勤ラッシュを避けれる
交替勤務の職場の場合、出勤時間が朝早くだったり夕方からだったりするので、通勤ラッシュの時間帯を避けることができます。
混雑した道路の運転や通勤ラッシュの電車通勤はストレスとなり、出社するだけでも身体に負担がかかってしまいます。
ストレスなく出勤したい方は、交替勤務がおススメですよ。
⑨隙間時間が多い職場もある
工場の職種によっては、作業中の隙間時間が多い職場もあります。
例えば、トラックに荷物を積み込む仕事であれば、トラックが来なければ仕事をすることができないので隙間時間が発生してしまいます。
反対に、食品会社などのライン作業では相手が機械となるので、機械を止めなければなかなか隙間時間はできませんよね。
工場の仕事でも内容は様々なので、隙間時間がある仕事もあれば、休憩までみっちり働かなければいけない場合もあります。
⑩夜勤はゆっくりできる場合も
これは夜勤がある職場限定なのですが、夜勤は管理職の偉い人が少ないので、気を張り詰めることなくマイペースに仕事をすることができます。
ガミガミうるさいことを言われることもないし、羽を伸ばして仕事ができるので、夜勤の方が仕事がはかどったりすることが多いです。
工場勤務のデメリット


工場勤務のデメリットは以下の通りです。
- 単純作業で飽きやすい
- 作業環境が悪い
- クセの強い社員が多い
- 危険と隣り合わせ
- ルールが厳しい(監視されている)
- 昼夜逆転の生活になる
- 残業や休日出勤が多い職場もある
- 出世に限界がある
- カレンダー通りの休みでない職場も
- スキルが身につかない
①単純作業で飽きやすい
- 流れてくる商品を箱詰めするライン作業
- 同じ部品を組み立てる作業
- 同じ部分を繋ぐ溶接作業
- 同じ商品を扱うマシンオペレーター
工場の仕事には単純で簡単な作業が多いので、〝飽きやすい〟というデメリットがあります。
一度覚えると誰でも出来てしまうような作業が多いので、面白みが無いのが原因とも言えるでしょう。
【⇓一人作業が多くてもコミュニケーションは意外と必要です⇓】



②作業環境が悪い
工場の敷地内や倉庫内は、作業環境が悪い場所が多いです。
- 鉄粉が舞っている
- 砂埃が舞っている
- 油でベトベトしている
- 冷暖房設備が無い
- 騒音が大きい
このような劣悪の環境の中作業をしなければならないので、体力的にもキツイ仕事があるのもデメリットとなります。
③クセの強い社員が多い
工場の職場は、〝クセの強い人〟が集まりやすい傾向にあります。
- ヤンキー上がりの人
- おしゃべりな人
- 引っ込み思案でほとんど話さない人
- コミュニケーションが下手な人
- 威圧的な態度の人
- 他人をいじめるのが好きな人
- 何を考えているかわからない人
- あら探しが好きな人 etc.
このような人たちが集まりやすいのは、年齢・経歴を問わない企業が多く、誰でもできるような仕事が多いことが要因と考えられます。
【⇓工場勤務のクセの強い人の特徴や対処方法はコチラで紹介しています。⇓】
工場勤務は頭がおかしい人が多い!クセの強い人の特徴と対策【7つ】
④危険と隣り合わせ
工場の職場は、常に危険と隣り合わせな仕事が多いです。
- 熱中症になる
- CO中毒で倒れる
- 高所から墜落する
- 機械に巻き込まれる
- 目に異物が入る
- 身体を切創する
- 感電する
- 重量物に挟まれる
- 重量物が落下してくる etc.
このような災害が発生しやすく、実際に、大なり小なり毎日のように全国各地で災害が発生しています。
最悪の場合命を落とすこともあるので、常に危険と隣り合わせだということを意識しながらルールを守り安全に作業することが大切となってきます。
⑤ルールが厳しい(監視されている)
上記で紹介した災害が発生するたびに、ルールがどんどん厳しく改定されていきます。
その結果作業がしづらくなったり、守れないようなルールができてしまうこともあります。
また、作業場所や車内や機械の運転室内など、至る所に監視カメラが設置され定期的にチェックされることもあります。
少しでもルール通りに作業をしていないと指摘されることになるので、作業員を窮屈な思いをすることが増えてきました。
⑥昼夜逆転の生活になる
交替勤務や夜勤のある職場で働いていると、昼夜逆転の生活になり、生活リズム崩れることになってしまいます。
日勤から夜勤に、夜勤から日勤になるタイミグの体調管理が難しく、寝不足になったり風邪をひきやすくなったりすることもあります。
健康管理が難しく身体にも悪影響を及ぼすリスクが大きくなってしまいます。
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⑦残業や休日出勤がある職場もある
工場勤務は定時間で帰れる職場ばかりとは限りません。
毎日のように残業があったり、休日出勤もある職場も多いです。
残業をたくさんして稼ぎたい人や、「寝不足でも問題ない」と残業が苦にならない人は良いかもしれませんが、残業が嫌いな人からしたらたまったものではありません。
『帰ったら寝る』の繰り返しで休み返上で仕事をしなければならない…まさに〝社畜〟のように働き詰めとなることもあるので、残業をしたくない人は注意して求人を選びましょう。
⑧出世に限界がある
工場の現場作業の人は、出世に限界があると言っていいでしょう。
「昇進できないとモチベーションが上がらない」という人もいれば、「一生平社員でいい」という人もいます。
出世するとその分面倒な作業が増えたり、人間関係に気を遣ったりもしなければいけないので良し悪しですよね。
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⑨休日がカレンダー通りではない職場もある
2交替や3交替などの交替勤務になってくると、休日が交替勤務ではなくなってくる職場も多いです。
メリットで「平日休みがある」と伝えましたが、子供が小学校に上がると土日に一緒に出掛けるのが難しくなってしまうのが難点です。
運動会などのイベントも土日に行うことが多いし、子供のサッカーやミニバス、ピアノの発表会なども土日で行うことばかりですよね。
子供が大きくなると、何かイベントがあるたびに有休を取得しなければならなくなってきます。
⑩スキルが身につかない
工場の仕事は一度覚えると簡単にできてしまう仕事が多いため、それ以上のスキルがなかなか身につきません。
その為、もし今の仕事が嫌で辞めたとしても、同じような仕事に転職する人が多いというのが現状です。
今の仕事に不満があったり他のスキルを身に付けたいのであれば、新たに免許を取得したり全く違う資格を取得する必要がでてきます。
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まとめ:工場の仕事は誰でもできる!
【メリット】
- 経験・学歴を問わない
- 有休を取得しやすい
- 親友社員でも給料が良い
- 様々な手当てがある
- しっかり休憩できる
- サービス残業がない
- 平日休みの職場もある
- 通勤ラッシュを避けられる
- 隙間時間が多い職場もある
- 夜勤はゆっくりできる
【デメリット】
- 単純作業で飽きやすい
- 作業環境が悪い
- クセの強い社員が多い
- 危険と隣り合わせ
- ルールが厳しい(監視されている)
- 昼夜逆転の生活になる
- 残業や休日出勤が多い職場もある
- 出世に限界がある
- カレンダー通りの休みでない職場も
- スキルが身につかない
工場の仕事は、免許が必要になってくる作業も多いですが、経験・年齢不問で、基本的に誰でもできる仕事が多いです。
機械操作など上手い下手などがでてくる作業もありますが、一度覚えてしまえば簡単に仕事をこなしていけるようになります。
その反面、仕事を覚える限界がすぐにやってきてしまうため、それ以上のスキルが身につかないし、達成感や充実感を仕事から得ることは難しいと言えるでしょう。
工場勤務に興味がある方、個々で紹介したメリット・デメリットを是非参考にしてみて下さい。

