あなたの安全靴の臭いどうですか?
安全靴を脱ぐと納豆のような臭いが漂ってきたり、安全靴を保管しているロッカーや下駄箱まで臭くなったりしていませんか?
安全靴は通気性が悪いことに加え、工場の熱い環境で作業をすることで足が蒸れ、悪臭を発してしまいます。
仕事の時だけ履く安全靴が臭いのならまだいいのですが、プライベートで履く靴までも臭くなり嫌な思いをしていませんか?
「周囲の人に迷惑をかけているのでは!?」と心配になるし、足が臭いと周囲の目を気にしながら行動しなければいけなくなります。
「ちゃんと足を洗っているのに靴が臭くなるのはなんで?」と感じている人は、靴のケアを怠っている場合が多いです。
本記事では、安全靴の悪臭に悩んでいる人に向けて、安全靴の臭い対策を紹介します。
- 安全靴のニオイに悩んでいる人
- 作業終わりの足のニオイが気になる人
- 安全靴のケア方法を知りたい人
目次
安全靴が臭くなるのはなぜ?

そもそも安全靴が臭くなるのはなぜでしょうか?
安全靴や足が臭くなる原因は〝雑菌〟にあります。
安全靴の悪臭は角質や皮脂を分解させたときに出る臭いで、体温や足にかいた汗により安全靴の中が『高温多湿状態』となるので、足の皮脂や垢・角質を栄養とする雑菌がどんどん繁殖していきます。
- 雑菌の栄養(汗)が豊富な場所
- 温度・湿度が高い場所
このような環境で雑菌は繁殖していきます。
①汗で菌が繁殖する
ニオイの元となる雑菌は、汗をエサとして分解することでどんどん繁殖していきます。
安全靴は普通の靴に比べて通気性がないので、工場の暑い環境で歩き回って作業をすることで足に汗をかき安全靴の中が蒸れてしまいます。
安全靴を脱ぐと「なんか靴下が濡れてるんだけど!?」とビックリした経験ありませんか?
実は、足は『片足から1日にコップ1杯分の汗が出ている』と言われるほど汗をかいています。
それだけの量の汗をかいていると、雑菌が繁殖するためのエサが豊富にあるということになるので、当たり前のように雑菌は繁殖し悪臭を発するということになるのです。
②高温多湿で菌が繁殖する
雑菌は、35~42度くらいのやや高めの温度のところで増えやすい性質があります。
安全靴は通気性が悪く保護材に覆われていて密閉されている為、熱がこもりやすく人間の体温よりやや高めの35~42度になってしまいます。
安全靴の中は、雑菌が繁殖するのに〝ちょうどいい温度〟ということになります。
また、湿度も雑菌の繁殖に関係してきます。
ブーツ型の安全靴やつま先に芯の入っているタイプの安全靴は、通気性が悪く汗をかきやすいため、長時間はいていると内部の湿度は上がってしまいます。
安全靴を履いて1時間もしないうちに、内部の湿度は約100%の状態になってしまうのです。
あなたは、「自分の安全靴の中はそんなに湿ってないよ!?」と思うかもしれませんが、足の指の間など、ジメジメしっとりしていませんか?
仕方のない自然現象とはいえ、高温多湿の環境は悪臭の原因となる雑菌が繁殖するための最適な場所ということがわかったのではないでしょうか。
安全靴の臭い対策【5つ】

安全靴は雑菌が増えやすい高温多湿の環境だということがわかりました。
なので、高温多湿の環境をつくらないようにしたり、雑菌を繁殖させないように対策をしなければ安全靴の悪臭を取ることはできません。
安全靴を清潔に保ち、イヤな臭いを撃退しましょう。
安全靴の臭い対策は以下の通りです。
- 休憩中は安全靴を脱ぐ
- 消臭剤を使用する
- インソールを入れる
- 除湿剤で湿度対策
- 安全靴を変えてみる
①休憩中は安全靴を脱ぐ
休憩中はできるだけ安全靴を脱ぎ、高温多湿の環境を一時的に開放してあげましょう。
安全靴だけ外に置いておいたり、風通しの良いところに置いて少しでも雑菌が繁殖しないように努めましょう。
②消臭剤を使用する
仕事終わりに安全靴の内部に消臭スプレーを噴射して臭いを消しましょう。
現在の消臭スプレーには除菌・防カビ効果があるものも販売されているので、雑菌繁殖と臭い対策に役立ちます。
靴の中は蒸れるのが当たり前のようなものなので、新品のうちから消臭・除菌ケアをするのがおススメです。
③消臭・抗菌作用のある中敷きを入れる
消臭・抗菌作用のある中敷き(インソール)を使用してみましょう。
雑菌による悪臭の予防効果が期待でき、中敷きが汗を吸い取ってくれたり、ムレにくいものも販売されています。
臭いの元が中敷きに蓄積されてきたら、使い捨ての感覚で交換してしまえば臭いの原因を減らすこともできます。
④天日干しや除湿剤で湿度対策をする
雑菌はジメジメしたところで繁殖するので、休日などに安全靴を天日干しすることによって靴の内部を乾燥させて雑菌の繁殖を防ぎましょう。
また、一日中履いてムレた安全靴を素早く乾燥させるのに効果的なのが、靴の中に入れるタイプの除湿剤です。
汗をかいてムレた安全靴の水分を効率的に取り除いてくれるので、雑菌の繁殖を防ぐことができます。
⑤通気性の良い安全靴に変える
安全靴を自分で購入しなければいけない方は、通気性の良い安全靴に変えるだけでムレないようになりますよ。
僕は会社で安全靴を支給してもらえるのですが、旧型の安全靴から新型に変更したその日に「あれっ!?なんか臭いな!?」と違和感がありました。
自分で言うのもアレですが・・・今まで自分の足が臭いと思ったことはなかったのですが、会社のロッカーで安全靴を脱いだ瞬間にモワッと嫌なニオイがしたのです!
靴の種類によってこんなに臭いに変化が出るとは思いませんでした。
このような経験から、今まで使用していた旧型の安全靴に戻したらニオイも元通りになりました。
【⇓僕はこのブーツ型の安全靴でもあまりムレることはありませんでした⇓】
※ムレ方は個人差があるので注意して下さい。
まとめ:安全靴の悪臭は未然に予防しよう
- 休憩中は安全靴を脱ぐ
- 消臭剤を使用する
- インソールを入れる
- 除湿剤で湿度対策
- 安全靴を変えてみる
以上で紹介した対策を行い、安全靴が臭くなってしまう前に予防しておきましょう。
また、僕は安全靴を変えただけでもムレが減ったので、足の悪臭もなくなりました。
安全靴から放たれる悪臭に悩んでいるのであれば、是非ここで紹介した臭い対策を試してみて下さい。
【⇓安全靴をケアしても足のニオイが取れない人はアニセ薬用石鹸で足をあ洗ってみよう⇓】
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