仕事ができない自分に対して〝劣等感〟を感じている人も多いのではないでしょうか?
仕事でミスをした時に「自分って駄目な人間だ」とか「みんなも馬鹿にしてるんだろうな」などと考え、他人よりも自分が劣っているとネガティブに考えていることでしょう。
- 仕事ができてキラキラ輝いている人に嫉妬して、羨ましく眺めているだけではないですか?
- 本当は自分のことをもっと好きになりたいのではないですか?
本記事では、仕事ができない自分が嫌いだと劣等感を感じているあなたへ向けて、劣等感を克服して自信を持てるようになる方法を紹介しています。
この記事を読めばもっと自分を好きになることができ、より良い人生を生きていくことができますよ。
- 仕事ができない自分が嫌いな人
- 劣等感を克服する方法を知りたい人
- 仕事で怒られて落ち込んでいる人
目次
劣等感はどこで生まれたのか

そもそも、どうして劣等感というのを持ってしまうのでしょうか?
実は、劣等感というのは子供の頃に親に植えつけられている可能性があるのです。
例えば、子供が去年の運動会の徒競走で1位をとったとします。
その時は子供を沢山褒め、とても喜んでいました。
しかし、今年は2位になってしまい頑張ったねと褒めることもせずに、子供の前で嫌な顔をしてしまいました。
運動会でも勉強であろうといい成績をとった時は喜んであげるけど、ちょっと気に入らない成績だと、子供に対して「なんで1位になれなかったのよ、去年は1位になれたじゃない!」というように不満を表現してしまうことで、子供は「頑張って走ったのに褒めてもらえなかった、ぼくはだめなんだ…」と考えてしまい、劣等感を感じてしまうことがあります。
ピアノやバスケをやっている子供が、自分から「ピアノもバスケも上手くなりたい」と言っているのであれば、心からピアノもバスケも楽しんでいるということになります。
しかし、子供の成長速度を超えて親が『もっと、もっと』と望んでしまい、親の納得のいく成績をとらないとガッカリした顔をしてしまう。
子供はそんな親の顔を見て【劣等感】を覚えていくのです。
どこかで劣等感を持っているということに気がつかないと、大人になっても自分に対して劣等感を持ったままになってしまいますよ。
劣等感を断ち切ろう

前章にも書いたように、自分が劣等感を持っていることにどこかで気付かないと、ずっと劣等感を持った人生になってしまいます。
劣等感を持ったまま大人になった先輩や上司は、部下に怒鳴り散らして傷つけるだけではなく『俺は偉いんだぞ!』と主張しているタイプが多いです。
出世すると周囲に尊敬されたりすると思っているけど、頭ごなしに怒鳴って威張っている人を誰も尊敬なんてしてくれるはずがありませんよね。
僕の職場には、自分が偉いというのを見せたいがために後輩を飲みに連れて行って、みんなの前で「○○さんの言う通りです♪」とか「○○さんは仕事が上手ですよね♪」などと言わせて楽しんでいる上司がいます。
自分だけ楽しんで「俺は後輩にご馳走しているんだから喜ばれている」と思っているのですが、実際のところ後輩は全く喜んでいないのです。
飲みの席でも仕事の話に付き合い、気を遣い、そんなのただ疲れるだけですよね。
そういう先輩や上司ってとても未熟だと思いませんか?
このように未熟な先輩や上司になりたくないのであれば、どこかで劣等感を断ち切らなければいけません。
初めてやった仕事で失敗して上司に怒られる
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失敗すると怒られるという頭になる
しかし、はじめてやった仕事を上手くできる人なんていません。
器用・不器用の差はあるかもしれませんが、仕事はだんだんと上手くなっていくものです。
「こんなことで怒る上司が悪い!」とか「最初から上手くできる人なんていないんだ」と切り替えて、『自分はダメな奴だ』と劣等感を持たずにそこで〝断ち切る〟ようにしましょう。
劣等感を克服する方法【4つ】

劣等感は断ち切らなければいけないということがわかったので、劣等感を持っている人の克服方法を仕事に置き換えていきましょう。
仕事で劣等感を克服する方法は以下の通りです。
- 仕事ができる自分をイメージする
- 自分は自分、自然体で仕事しよう
- すぐ起こる社員とは適度な距離感で仕事しよう
- 完璧主義にならない
①仕事ができる自分をイメージする
自分に劣等感がある人には、周囲の人を良く観察し冷静に自己分析ができるため、『相手と自分にはこんなに差があるんだ』とネガティブ思考になりがちです。
自分自身に高いものを求めてしまったり自分をネガティブに分析してしまうので、「自分は大したことがない、自分はこの程度の人間だ」などと勝手に決めつけ萎縮してしまっているだけなのです。
あなたが萎縮している原因は自分の思い込みかもしれないし、失敗したら怒られるというトラウマがあるからかもしれません。
ですから、マイナスなイメージを思い浮かべるのは辞めて、自分にいいようにプラスに捉えていきましょう。
仕事ができる人というのは、仕事で失敗するイメージを持っていません。
過去に仕事をした【判断力・アイデア・経験値】などから「あぁすればうまく仕事ができる」と分析することができ、自分に自信を持っているのです。
「今のは失敗してもしょうがないな」とか「次失敗しなければいいや」というように失敗をポジティブに考えています。
そもそも仕事で失敗しても、それを失敗と思っていないこともあります。
仕事ができる自分をイメージできれば、【今何ができて次は何ができるのか】と成功する未来をどんどん考えられるようになっていくでしょう。
②自分は自分、自然体でいこう
仕事ができる人や出世の早い人ばかりに目がいき「自分もあの人みたいに頑張らないと!」と、自分に無理をかけて仕事をしていませんか?
そういう人たちに惑わされず、自分の【リズム・ペース】で、自然体に仕事をこなしていけば良いのです。
周囲の動きに合わせようとすれば、自分のペースで仕事ができなくなって疲れてしまい、自分の能力を十分に発揮することはできません。
自分に劣等感が強いという人ほど『自分基準』ではなく、『他人基準』で物事を考えてしまうので、自分は【どうしたいのか・どうなりたいのか】ということを基準に考えるようにしてみましょう。
そこを基準に生きられるようになると、自分らしく振舞えるようになりストレスがグッと減りますよ。
③すぐ起こる社員とは適度な距離で仕事しよう
先輩や上司で、すぐに怒鳴る人やねちねち叱ってくる人っていますよね。
ただ普通に仕事を教えればいいのに理不尽に怒ったり・叱ったり、本当イヤになりますよね?
劣等感を植え付けられて出世した上司や先輩は、自分より上の立場の人に好かれようとするため、話を合わせようとしたりゴマをすったりすることがあります。
そうすると、自分では気づかないうちにストレスが溜まってしむので、自分より弱い立場の人を見つけてターゲットにして、叱るという名の【憂さ晴らし】を始めます。
「これはお前のために言っているんだ!」と怒鳴ってくる…それって、おとなしく言っても効果は同じことですよね。
人前で怒鳴らずに「さっきのはこうした方が上手くいくよ」などと陰でこっそり言えばいいのです。
このような先輩や上司は自分に劣等感があって怒鳴ったり叱ったりしてくるので、適度に距離を置いて仕事をした方がいいです。
憂さ晴らしというかたちで、あなたに劣等感を植え付けようとしてくるので、「劣等感があって気の毒な人だ」くらいに軽く流して、距離をおくのがおススメです。
④完璧主義になる努力をしない
劣等感を持っている人は、子供の頃に親に植えつけられていると説明しました。
その為、子供の頃の嫌な経験から「周囲の人に認めてもらいたい」とか「出世したらみんなに認めてもらえる」などと考えてしまったり、他人と比較して仕事を完璧にこなそうとする傾向があります。
・自分の仕事を完璧にこなそうとして努力したけれど、失敗して「やっぱり自分は駄目なヤツだ」と劣等感がたまってしまう。
・仕事を完璧にこなそうとしたけれど誰にも認めてもらえず「周りと同じことやっているのにどうして自分だけ…」と劣等感がたまってしまう。
このように完璧を目指して完璧にできなかったとき、自分を責めて劣等感がでてきてしまうのです。
上司に「もっと上手く仕事できないのか!何やっても下手くそだな」などと言われても、自分に劣等感を持たないで下さい。
完璧主義になると自分に対して劣等感を感じやすくなり、ストレスが溜まって人一倍疲れてしまいます。
完璧になる努力をしないで、「自分は大した能力もないのによく頑張っているよな、しっかり仕事をしていて偉いな」と温かい目で見守ってあげるようにしましょう。
【⇓完璧に仕事をしなくてもいい理由、完璧主義を直す方法はコチラで紹介しています⇓】

劣等感ばかりの職場とお別れしよう


そもそも劣等感を持ってしまう職場は、雰囲気の良い職場とは言えないですよね。
劣等感を強く持っていて怒鳴ってくる上司が一人いるだけでも大変で、そんな上司と一緒に仕事をしていたら心身共に疲れ果て気が狂ってしまいますよね。
転職サイトの『リクナビNEXT』なら、あなたに合った仕事を見つけやすいという特徴があります。
転職サイトに登録だけでもしておくと、「こんな雰囲気の悪い職場にいたらおかしくなっちゃう…」と感じた時に、転職という解決方法にいつでも行動を移すことができますよ。
雰囲気の悪職場で劣等感を植え付けられる前に、〝転職〟という選択肢も考えておきましょう。
あなた自身が劣等感を抱かずに楽しく働ける環境を見つけましょう!



まとめ:プラスに考えて劣等感を断ち切ろう
- 仕事ができる自分をイメージする
- 自分は自分、自然体で仕事しよう
- すぐ起こる社員とは適度な距離感で仕事しよう
- 完璧主義にならない
劣等感を持っている人は、ポジティブに捉えれば【向上心】のある人です。
- 仕事ができない自分が嫌だ
- なんで自分にはこんなことができないんだ
- もっと器用にこなせたらな
と劣等感を抱えて考えてしまう人は、あなたの潜在意識の中には、実は『もっと仕事ができるようになりたい!』という【向上心】があるということになります。
劣等感の無い人は、「今のままで幸せだから現状維持でいいや」と思っていることが多いです。
「現状のままでいいや」と思っていたら、自分のことを嫌いになんてなりませんよね?
なので、「仕事ができない自分が嫌いだ!」と思っているなら、劣等感を断ち切って自分を好きになるようにしましょう。
そうすれば、自分の潜在意識にある【向上心】に気付いて仕事を楽しめるようになるし、楽しんでいる自分のことを好きになれるのではないでしょうか。
劣等感を抱え込みやすい方は、是非この記事を参考にしてみて下さい。

