あなたの職場に社員のあら探しばかりする上司はいませんか?
僕の働いている工場には、あら探しのスペシャリストがたくさんいます。
特に現場にパトロールをしにくる上司や偉い人達に多く、細かいところまで指摘してくるのでうんざりしています。
本記事では、あら探しをする人の考えやあら探しをする上司への対処方法を紹介していきます。
あら探しをする人の考えや対処法を知っていれば、気持ち的にも落ち込まなくても済むし、いちいち指摘されなくなるまでの関係になれますよ!
- あら探し上司にうんざりしている人
- あら探しばかりする人への対処方法を知りたい人
- あら探しばかりする人の心理を知りたい人
目次
職場であら探しばかりする人の考えや特徴

あら探しとは、『人の欠点や過失を探しだしたり、細かい部分も取り上げて批判すること』をいいます。
どうしてあら探しをする人は、周囲の細かい失敗や失言にまで腹を立てて責めつけてくるのでしょうか?
あら探しをする人の深層心理は以下の通りです。
- 相手より優位に立っていたい
- 劣等感や精神的不安を持っている
- 自分の意見を共感してもらいたい
相手より優位に立ちたい
あら探しばかりする人は相手より自分の方が優位に立っていたいと考えていることが多いです。
自分の立場を守ろうとして他人の劣っているところを指摘したり、優位の立場にいることで優越感に浸っていたいと無意識のうちに考えているのです。
相手が自分より仕事ができない人だと認識したら、その相手がたとえ先輩や上司であっても、裏では「○○さんって年上なのに自分より仕事ができないんだぜ」などと馬鹿にしたり、本人に直接「○○さんってホント仕事できないですよね(笑)」などという人もいるほどです。
周囲から仕事ができるからとチヤホヤされて天狗になったり、現在の自分の地位を守る為にあら探しをしている性格の悪い人たちが多いです。
【我が強い】と言いますか、自分の立場や自分という存在に対して強いこだわりを持っているから、相手より優位に立ちたいと考えてしまうのでしょうね。
劣等感や精神的な不安を持っている
自分に劣等感があると、理想の自分と現実の差が大きいことや本当は苦手な仕事があることに対して不安になってしまいます。
他人のあら探しばかりをしてはみんなの前で指摘をすることによって、その不安を隠そうという行動にでたりします。
相手が自分より仕事ができたり、その相手が仕事について語っていたりするとイライラしてきて、自分のプライドや自尊心をなんとか維持しようと、他人よりも自分が優れているという点を周囲に示さないと気が済みません。
その結果、人のあら探しばかりを行うという行動に移るのです。
自分への劣等感で押しつぶされそうになるのを耐えるため、他人の失敗や悪いところをいちいち細かく指摘してきます。
『自分の方が優れているんだ』ということを周囲の人たちに表現するだけでなく、自分自身にも『自分の方が仕事ができるから大丈夫』と言い聞かせているのです。
自分の意見を共感してもらいたい
あら探しばかりをする人は、相手の失敗や悪いところをみんなに共感してもらいたいと考えています。
みんなと共通の敵をつくり話題にすることによって、仲間意識が芽生えてくるからです。
その中でも自分が話題の中心にいることで『自分の考えは正しかったんだ』と認識し、優越感に浸っています。
あら探しをして自分の考えをみんなに共感してもらうことによって、仕事やプライベートで溜まったストレスや満たされない気持ちを発散しようとしているのです。
あら探しばかりする人から指摘された時の考え方と対処方法

一緒に作業をする人の中に、あなたのあら探しばかりをする人がいたら毎日が苦痛でストレスになってしまいますよね。
作業に支障のないようなちょっとしたミスにとどまらず、仕事に関係のない言葉の使い方やしぐさなど、細かいところまで指摘してくる人さえいます。
あら探しをする人に「ちょっと○○さん」と呼び止められるたびに
- 「また自分?今度は何言われるんだよ・・・?」
- 「自分ってそんなにダメなやつなの?」
- 「あの人は自分ばかり指摘するから嫌いなんだよな」
と考えて不安になってしまい、毎日のように指摘されていたら仕事に対して自信も意欲もなくなってしまいますよね。
相手のあら探しに反抗的な態度をとっても、あら探しがなくなることはありません。
それどころか、ますますあら探しが酷くなるばかりです。
それなら反抗的な態度をとるのではなく、ここで紹介している考え方や対処方法を実践してみましょう。
- 可哀そうな人だと考える
- 相手に感謝してみる
- 相手の意見に賛同しない・批判しない
- 心の距離を置く
- 相手は自分のことをなんとも思っていないと考える
可愛そうな人だと考える
あら探しばかりする人は周囲のみんなからは【嫌いな人・苦手な人】とみられていますが、それと同時に【可哀想な人】でもあります。
前章でも書きましたが、相手を批判することでしか自分の感情をコントロールできないので、自然と周りから人が離れていってしまいます。
その為、あら探しをされて指摘された時には「この人は自分の気持ちを批判でしか満たせない可哀想な人なんだな」と同情してみましょう。
そんな可哀想な人の批判を真に受けてあなたがキズ付くことなんてないのです。
あら探しをしてくる相手のことを【可哀想な人だ】と自分の考え方を変えてみると、周囲を冷静に見ることができるのでおススメです。
相手に感謝してみる
あら探しばかりする人の指摘は嫌なものですが、指摘はあなたが成長するチャンスでもあるのです。
指摘に対して感謝すると面白いことが起きたりします。
これは僕が指摘された時の体験なのですが・・・
職場のあら探しばかりするお偉いさんに、なぜか目を付けられたことがありました。
自分だけが標的となり、小さなことでも指摘されるのでイライラしていたのですが「偉い人は自分の言うことだけが正しいと思っているんだよな・・・」と考えるようにしました。
そしてまた指摘された時に「指摘して頂きありがとうございます!指摘されたことで成長することができました」と言ってみたのです。
するとその偉い人は「えっ・・・」と呆気にとられたような顔をしていました。
きっと「指摘したのにありがとうって何言ってんだコイツ?」と思ったことでしょう(笑)
でも「ありがとうございます」と感謝の気持ちを伝えたことによって、その後その人に指摘されることは無くなりました。
それどころか、その日からフレンドリーに話しかけてくるようになりました。
話しかけられるのは面倒なのですが、指摘されるよりはマシなので我慢してます。
このように、相手の指摘に「おかしなことを言ってるな」と感じても、その場をやり過ごすために表面上だけでも『ありがとう』と感謝の気持ちを伝えてみましょう。
あら探しばかりする人の存在を認めてしまうことになりますが、相手の心を満たすことができれば、批判や指摘をされる可能性は減ることでしょう。
相手の意見に賛同しない・批判しない
あら探しばかりする人というのは先ほど話した通り、
- 劣等感や不安を隠したい
- 相手より優位に立ちたい
- 優越感に浸りたい
など自分勝手に考えているので、他人からの批判や意見なんてまともに聞こうとはしません。
もしあら探しをする人が「○○さんは、人の批判ばかりしていて楽しいんですか!?」などとあなたが批判しようものなら、その瞬間あなたは【敵】とみなされ、あら探しのターゲットにされてしまいます。
また、批判を聞かされて共感を求められたとしても、賛同しないで受け流すようにしましょう。
「なるほど、そうなんですね」とか「自分は初めて聞きました」などと返答するのが適切です。
「自分もそう思ってたんですよね」などと賛同してしまうと、あら探しをする人は【自分の意見に共感してくれた】と感じてしまい、そこからどんどんあなたとの距離を詰めようと近づいてきます。
何より、相手の意見に賛同したことにより、あなたもあら探しをする人と同じステージに立ってしまうことになります。
そうならない為にもネガティブな意見は上手く聞き流し、批判も賛同もしないことをおススメします。
心の距離を置く
あら探しをする人に指摘や批判をされると、「なんで自分ばかり言われるの…。」などと、気になって仕方ない状態になることもあるでしょう。
そんな時は「あの人にはなるべく近づかないようにしよう」と現実的に距離を置くのも大切ですが、あら探しをする人のことはなるべく考えないように【心の距離を置く】ようにして下さい。
相手のことを気にするということは、相手に焦点を当てて物事を考えていることになり、一度相手のことを見始めると相手の人格や性格まで観察するようになっていきます。
否定的な目で相手を観察してしまうので、ますます相手が嫌いになりマイナスの感情ばかりが増えていってしまいます。
その結果、あら探しばかりする嫌いな相手と【離れたくても、離れられない】という状況に心理的に陥ってしまいます。
ですから、指摘されたり批判されたりしても嫌な気持ちをズルズル引きずらないで「またあら探しがはじまったよ」とか「あの人がいる時だけ気を付ければいいや」というように、軽い気持ちで考えるようにしましょう。
きっと、嫌いな人と【心の距離を置く】ことができるでしょう。
相手は自分のことを何とも思っていない
あら探しばかりする人に標的にされて、毎日のように指摘されたり批判されたりしたらストレスが溜まりますよね。
しかし、あなたがどんなにストレスを抱えていても、相手はあなたのことなんて何も考えていないのです。
前章の続きのような形になるのですが、指摘されて【頭にくる・悔しい】という感情を解消できないでいると、相手の動向がいちいち気になって頭から離れなくなったり、相手のことを心の中で責め続けたりするようになってしまいます。
あなたが家に帰ってからも、相手に指摘されたことに対して「やっぱり頭にくるよな」とか「自分だけ言われて悔しい」と考えている間、その相手は何を考えているでしょうか。
あなたのことなんて何も考えていないし、指摘したことさえも忘れているかもしれません。
あなたが相手のことで夜も眠れないくらい悩んでいるというのに、相手はぐっすり夢の中にいるのです。
【自分が悩んでいる時、相手は何も悩んでいない】と考えることができれば「あら探しされて悩むのはやめよう」と切り替えることができますよね。
否定されたことにネガティブになっていると、家でも相手のことばかり考えるようになってしまいますよ。
あら探しばかりする人との人間関係に疲れたら

もしあら探しばかりする人との人間関係に心身共に疲れ果ててしまったなら【転職】を視野に入れて行動してください。
人間関係の悩みというのは、今の職場から離れることで簡単に解決できるものなのです。
その心理状態のままこの先何年も職場の人間関係に悩み、嫌な思いをし続けるなんて辛いだけですよね。
転職してキャリアアップすることができれば、あら探しの被害になんてあわなくて済むのです!
急に転職といわれても「そんなに急に転職なんてできないよ!」と思うはずですが、とりあえず転職サイトに登録して「なんかいい求人ないかな」とスマホで見るだけなら誰でもできます。
転職サイトに登録するだけでも、『今の会社を辞めても自分には次があるんだ!!』という気持ちになり、いつでも会社を辞められる準備を始めることができます。
そしてもし、今の職場よりもいい条件の会社や自分がやってみたい仕事の求人があれば、応募してみればいいのです。
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まとめ:あら探しばかりする人には反抗的な態度はとあらない方がいい
- 可哀そうな人だと考えると怒りが収まる
- 相手に感謝すると標的から逃れることもある
- 相手の意見を批判しない・賛同しない
- 心の距離を置いて相手に近付かない
- 相手は自分のことをなんとも思っていない
僕もあら探しの標的になったことがあるのでわかるのですが、指摘や批判されるというのは悔しいし頭にくるものです。
それが毎日のように続いたら精神的にとても辛いものになりますよね。
ここで紹介した対処方法の中にはポジティブに物事を捉えるという考え方もあります。
物事を全てポジティブに考えるのはとても難しいので「こんな考え方もあるんだ」という程度に捉えてくれるだけでいいです。
そして一人で悩みを抱え込むのはやめましょう。
一人で悩んでどん底まで落ちると、底から這いあがってくるのはとても大変です。
先にも言いましたが、一人で悩んで追い詰められて、体調を崩したり病気になってしまってからでは手遅れです。
そうなる前にこの記事の対処方法を試してみたり、【転職という選択肢】もあるということを頭に入れて行動してみて下さい。
転職サイトに登録するだけでも、あなたの心はスッキリするはずですよ!

