工場でヘルメットを被りながら働いているそこのあなた、〝毛根へのダメージ〟気になりますよね?
工場に就職した新卒時代の僕が一番最初に思ったこと
それは・・・
現場仕事の人で目に付くのはハゲている人ばかり、やはり年配の人にハゲが多いのですが、30代から頭が寂しい人もチラホラいました。
僕はすぐに悟りました。
『絶対あれが原因だよな!?頭にかぶってる、頭を守ってるまん丸いやつ…』
工場や現場で働く人の頭を守る保護具、そう【ヘルメット】です。
新卒で工場に就職した僕は心の中で祈りました。
「どうかヘルメットをあまりかぶらなくてもいい職場に配置して下さい」と…
本記事では、仕事でヘルメットを被るとハゲると言われている理由と、頭皮へのダメージを減らす方法を紹介します。
- ヘルメットを被って仕事をしている人
- 今はフサフサでも将来が心配な人
- 頭皮が蒸れたり痒くなる人
目次
ヘルメットを被ると『ハゲる』って本当?

工場勤務には、「ヘルメットを被って仕事をしているからハゲの人が多いのか」と気になりませんか?
結論から言うと『ハゲる人はどんなジャンルの仕事をしていてもハゲる』ということです。
しかし、ヘルメットにも薄毛を進行させてしまう効果があることは確かですし、交替勤務や夜勤などの不規則な勤務体系が頭皮に悪影響を与えていることもあります。
基本的にハゲや薄毛になる原因というのは、以下の3つが関係してきます。
- 遺伝
- ストレス
- ホルモンバランス
ハゲや薄毛の原因が〝遺伝〟ならまだ諦めも付くかもしれませんが、ストレスやホルモンバランスが原因であれば、これからの対策次第で改善できるかもしれないのです。
まずは、ストレスやホルモンバランスが頭皮にどのような悪影響を与えているか紹介します。
頭皮にストレスを与えているからハゲる

対策を行う前に、ヘルメットが薄毛を進行させてしまう理由を理解しましょう。
具体的な理由を調べたところ、ヘルメットを被ることによって頭皮や髪の毛に大きな【ストレス】を与えていることがわかりました。
ストレスを与えることで以下のような悪影響があります。
- 高温多湿で蒸れる
- 雑菌が増殖する
- 血行不良になる
- キューティクルがなくなる
つまり、ヘルメットは頭の安全は守れるけど、頭皮までは守れないということです!
高温多湿で蒸れる
ヘルメットをかぶって仕事をしていると、ヘルメットの中が高温多湿状態になるので、自分では気づかないうちにかなりの汗をかいています。
汗をかくことは体温調整をする機能なので問題ありませんが、問題になってくるのは汗や皮脂が毛穴に詰まるということです。
皮脂は頭皮への刺激や乾燥から頭皮を守るために必要なものですが、分泌量は人によって異なります。
しかし、皮脂の分泌量が多い人は汗をかくことによって皮脂が流れて毛穴に詰まってしまい、薄毛を進行させる可能性が高くなってしまうのです。
雑菌が増殖する
ヘルメットの中が汗をかいて高温多湿の状態になると、雑菌が増殖しやすくなります。
ご存知の通り、高温多湿という状態は菌が繁殖するのには最高の環境で、菌が増殖することによって頭皮環境が悪化してしまいます。
頭皮環境が悪化すると、炎症を起こして《痒くなる・フケが出る・臭いが出る》原因にもなります。
フケや痒みというのは頭皮環境が悪くなってきたサインなので、放置しておくと抜け毛や薄毛の進行に繋がってしまいますよ。
【⇓頭皮が臭い場合は頭皮環境が悪化しているかもしれません⇓】

血行不良になる
ヘルメットを長時間被っていると、頭皮が締め付けられているような感覚になりませんか?
頭皮にはたくさんの毛細血管が通っていて、その血管から毛根に栄養が運ばれていきます。
ヘルメットを被って締め付けられているような感覚がでてきたら、頭皮の血管が圧迫されて血流が悪くなっているというサインです。
毛根に栄養が届かなくなってしまうと、毛髪が痩せたり傷んだりして、抜け毛や薄毛の原因になってしまいます。
キューティクルがなくなる
ヘルメットを被って長時間仕事をしていると、ズレてきて調整するという行動をしている人も多いのではないでしょうか?
実はこのヘルメットがズレる時、頭皮や毛髪がヘルメットに擦れているのです。
毛髪はとても繊細で物理的なダメージに非常に弱け、毛髪がこすれることでと『キューティクル』と呼ばれる層が破壊されてしまいます。
キューティクルは毛髪そのものを保護してくれているため、キューティクルがダメージを受けてしまうと、毛髪の栄養分や水分が流れてしまい毛髪が乾燥したり傷む原因になります。
また、キューティクルがダメージを受けている毛髪は、切れやすくなったり枝毛になったりしてしまいます。
ダメージを受けているということは、抜け毛や薄毛に繋がっているということですね。
ホルモンバランスが崩れるからハゲる


工場で仕事をしている方の中には、夜勤や交替勤務をしている人も多いのではないでしょうか。
夜勤や交代勤務をしていると生活習慣が乱れてしまうので、ホルモンバランスが崩れる原因となってしまいます。
人間の本来のメカニズムというのは、《朝起きて⇒日中に動いて⇒夜に寝る》というものですよね。
夜勤や交替勤務を行っている人は、それに反した生活を送るということになるので生活習慣が乱れてしまうことになります。
もちろん生活習慣の乱れは健康に大きな影響を与えるので、以下の3つは髪の毛にとても重要な要素となってきます。
- 食事
- 運動
- 睡眠
食事
脂っこいものを食べ過ぎてしまうと、頭皮から皮脂がたくさん分泌されてしまうので、先の項目でも説明したように毛穴が詰まる原因となり抜け毛に繋がってしまいます。
交替勤務や夜勤を行っていると偏った食生活になりがちです。
栄養バランスの乱れも引き起こしやすいので、髪の毛の成長にも悪影響を与えます。
バランスの取れた食事や夜に脂っこいものを食べ過ぎないように、食事内容や食事をとる時間に気を付けましょう。
運動
適度な運動は、身体の健康にとって大切な要素です。
運動と薄毛はあまり関係がないように思えますが、適度に運動をしないと血行不良に繋がってしまいます。
先にも述べた通り、血行不良は抜け毛や薄毛になる原因の一つです。
ただでさえヘルメットをかぶって血行を悪くしているので、抜け毛を予防したいのであれば、ウォーキングやストレッチなど手軽に始められる運動で血行を良くすることが必要になってきます。
睡眠
諸説ありますが、健康的な体の成長にとって理想的な睡眠時間というものがあるそうで、その時間は22時~2時の間だといわれています。
夜勤や交替勤務をしているあなたは、この間に十分に睡眠をとれないワケなので、当然睡眠の質は悪くなってしまいます。
もちろん、髪の毛の成長も遅くしていることになるので抜け毛や薄毛を進行させてしまっているといえるでしょう。
自分で「眠れているから大丈夫」と思っていても、夜勤や交替勤務というだけで質の悪い睡眠になってしまっています。
ハゲたり薄毛になりたくないのであれば、夜勤や交替勤務で働いているあなたは睡眠時間に十分注意する必要がありますね。
【⇩夜勤が眠くて辛い!昼でも快適に眠れるおススメの睡眠グッズはコチラ⇩】



頭皮へのダメージを減らす方法


工場や現場の会社は、安全のためにヘルメットは必ず装着しなければいけないとルールで決められているので、「ハゲたくないからヘルメットを被らない」という訳にはいきませんよね?
ヘルメットを被らないというのが一番の対策となるのですが、仕事上そういう訳にもいかないので、ここではヘルメットを被って仕事をするあなたへ『頭皮へのダメージを減らす方法』を紹介していきます。
ヘルメットから頭皮へのダメージを減らす方法は以下の通りです。
- ヘルメットの中にタオルを入れる
- ヘルメットが動かないようにあご紐を締める
- こまめに汗を拭く
- ヘルメットの中を清潔に保つ
- 仕事終わりはしっかりシャンプーする
①ヘルメットの中にタオルを入れる
ヘルメットの内部が直接頭部に当たるというのは、頭皮に大きなダメージを与えてしまいます。
タオルや手ぬぐいなどをヘルメットの中に入れておくと、ちょうど良いクッションとなり頭皮へのダメージを減らすことができます。
ヘルメットと毛髪がこすれるのを防ぐこともできるのでおススメです。
・タオルを巻きつけたままヘルメットを被ると通気性が悪くなるので逆に蒸れやすくなります。
・水分を吸い取りにくい素材のモノをヘルメットの中に入れるのも、汗を吸収しにくくなり蒸れる原因になってしまうのでやめましょう。
②ヘルメットが動かないようにあご紐を締める
ヘルメットが上下左右に動くと毛髪がこすれてしまい、キューティクルが死んでしまいます。
先程も述べたように、キューティクルがなくなると毛髪が切れやすくなり、薄毛の原因になってしまいます。
「ヘルメットのあご紐がキツイと気持ちが悪い」という人もいますが、その代償は大きくなって〝ハゲ〟という形であなたに返ってくることになりかねないです。
そうならない為にも、ヘルメットのあご紐はしっかり締め動かないように調整しましょう。
③こまめに汗を拭く
先に述べたように、ヘルメットをかぶって薄毛を進行させてしまう理由は『汗』にあります。
夏の暑い時期や高温多湿の作業環境で仕事をする場合は、休憩時などにこまめに頭皮の汗を拭くようにしましょう。
・汗などでふやけた毛髪は外部からの刺激に弱くとても切れやすいので、強くこすって頭皮を拭くのは控えましょう。
・汚いタオルは雑菌が増える原因になるので清潔なタオルを使用しましょう。
④ヘルメットの中を綺麗に保つ
ヘルメットの中は、常に綺麗に保つよう心掛けましょう。
仕事でたくさん汗をかいたり長時間ヘルメットを被ったという時は、仕事終わりに濡れタオルやウェットシートで汚れを拭き取ることで菌の増殖を防げます。
汗の成分が染み込んだヘルメットは雑菌が増殖しているので、雑菌のいるヘルメットをそのままかぶることは頭皮に悪影響ですし、頭皮の臭いの原因にもなってしまいます。
工場で仕事をしていると、ヘルメットの中にも埃が入ったりするので、見えないところも意外と汚れていることが多いです。
ヘルメットの中は手洗いし、あご紐や汗取りパッドなどはネットに入れて洗濯するといいでしょう。
⑤仕事終わりはしっかりシャンプー
ヘルメットを長時間被って仕事をした頭皮環境は、汗や締め付けにより最悪な状態になっています。
頭皮に汗を残してしまうと、頭皮が湿って雑菌が繁殖する原因となってしまうので、その日のうちにしっかりシャンプーして汚れを落としましょう。
・爪を立てて洗うと頭皮にダメージを与えてしまい、健康な状態を損なってしまいます。指の腹で優しくマッサージするように頭皮を洗うようにしてください。
・乾かさずに寝ると蒸れて菌が繁殖してしまい、髪の毛や頭皮にダメージを与えたり臭いの原因になってしまいます。タオルドライをしたあと、しっかりドライヤーで乾かすようにして下さい。
【⇓正しいシャンプーのやり方と注意点で頭皮環境を整えよう⇓】



ツルツル頭の50歳とフサフサ頭の50歳の話


僕の職場に、同じ50歳という年齢で『ツルツル頭のAさん』と『フサフサ頭のBさん』がいるので何か特別なケアをしていないのか話を聞いてみました。
ツルツル頭のAさん
ハゲているAさんは若いころは髪の毛がフサフサで、パーマをかけたり髪の毛を染めたりして髪の毛や頭皮にダメージを与えていたにもかかわらず、特に何もケアはしていませんでした。
仕事で長時間ヘルメットを被っていても、汗をかいても気にもせず、ヘルメットも同僚に言われてやっと洗うような状態で、将来ハゲることなど想像もしていなかったそうです。
30歳を過ぎたくらいから徐々に髪の毛が薄くなりはじめ、50歳を過ぎた現在では産毛のような毛が少し生えているくらいです。
フサフサ頭のBさん
一方Bさんは、若いころから「絶対にハゲたくない!」と思っていたらしく、30歳を過ぎた頃から育毛剤入りのシャンプーを使用していたそうです。
休憩時間にはヘルメットを脱いで汗を拭き、汗で汚れたヘルメットは頻繁に洗って、小さい努力をコツコツ実践していたようです。
その結果、50歳を過ぎた現在でも髪の毛はフサフサです。
「若いころからハゲ対策していてよかったよ」と得意げに話してくれました。
【⇓男性専用炭酸シャンプー SIMFORT スパークリングスカルプシャンプーで頭皮環境を改善しよう⇓】





まとめ:ヘルメットを被る仕事はハゲやすい環境で働いている
- ヘルメットの中にタオルを入れて頭皮へのダメージを軽減
- あごひもはしっかり締めて髪の毛がこすれないように
- 細目に汗を拭いて菌の増殖を防ぐ
- ヘルメットを綺麗に保って菌の増殖を防ぐ
- 毎日シャンプーして頭皮環境を整える
以上のことが抜け毛・薄毛防止対策になります。
工場勤務や現場作業だからといって、みんながみんなハゲるという訳ではありません。
しかし、ハゲやすい環境で働いているというのは確かです。
ヘルメットは、あなたの【命(頭)】は守ってくれるかもしれませんが【頭皮】までは守ってくれないのです。
頭皮を守れるのは自分自身しかいません。
ヘルメットを被って作業している人は、他の人に比べて頭皮環境が悪くなりやすいです。
ですから、将来ハゲたくないという人は【頭皮を清潔に保つ】という努力だけは絶対に怠らないようにしましょう。
そもそも「ヘルメットをかぶる仕事が嫌だ、ハゲたくない」という人は〝転職〟も視野にいれてみるといいかもしれませんね。
転職サイトの『リクナビNEXT』ならあなたの希望や経歴、性格診断などから、あなたにぴったりな求人を紹介してくれますよ!




