あなたは毎日ある残業に疲れてはいませんか?
僕は某製鉄所内の工場で働いているのですが、機械が24時間フル稼働している職場では【早出・残業・休日出勤】を頼まれることが多いです。
交替勤務のシフト制だと尚更です。
1グループがギリギリの人数で仕事を回しているので、仕事量が増えるとどうしても早出・残業をしなければ仕事をこなすことができません。
過去には「明日は人が足りないから休日出勤な!」と、OKの返事をしていないのに、いつの間にか出勤することになっているなんてこともありました。
特に、入社したばかりの右も左もわからない新人の頃の僕は「これが社会人というものなのか」と、休日出勤が当たり前だと思い断ることができませんでした。
早出・残業?・・・まぁやりたくないが多少なら仕方がない。
休日出勤!?・・・年間休日が90日程度しかない工場勤務なのに、貴重な休みに会社に出て来いということですか!?
今振り返ると「よくやっていたな、昔の自分・・・」と思うのです。
僕と同じような愚痴をいいたいそこのあなた、休みたいけど休めないと考えているそこのあなたに言いたい!
心身共にヘトヘトになって体調を崩す前に、会社・・・休みましょう!
【⇩工場の交替勤務のしくみについてはコチラ⇩】

目次
体調が悪くても出勤しなければいけない風習


工場の仕事でも、そうでないデスクワークの仕事でも、体調が悪くても出勤しなければいけないという風習が日本にはあります。
よく『日本人は真面目だ』とか『我慢強い』なんて言われますよね。
会社では我慢をすることが立派だと思われていたり、辛くても歯を食いしばって仕事に耐え続けている人が称賛されたりします。
その反面、辛くなったら【休む・辞める】と言い出した人を【弱い・根性無し・逃げた】などと非難する人がいます。
会社員の多くは、日本の歴史が生んだ古い考え方を正しいと信じ、辛いことを我慢して苦痛に耐え続けています。
仕事が辛くてこのブログに辿り着いたあなたも、同じ状況なのではないでしょうか?
「今日は少し熱があって辛いな・・・」と思う時でも「このくらいのことで休んでたらみんなに迷惑をかける」と考えて出勤してしまうこともありますよね。
『このくらいのことで』と仕事を無理に頑張り続けていると
・少し熱があるのに出勤して仕事をこなし、帰る頃には病院も閉まっていて、そのまま風邪を長引かせる。
・精神的にまいっているのに、早出・残業・休日出勤を断ることができずに、原因不明の頭痛や腹痛に悩まされる。
というように身体に負担をかけてしまうし、無理して出勤してきた方が周囲のみんなに迷惑をかけてしまいます。
早出・残業・休日出勤を平気で頼んでくる上司には、
- 仕事が全然苦ではない
- 会社にいることが当たり前だ
- むしろ会社が好きだ
と考えている人が多いです。
「あいつは風邪ひいてても会社に来て残業やってるんだから、お前もできるだろ!」などと言ってくる上司もいます。
僕のように残業が嫌いな人もいれば、ローン返済のために残業を頑張りたい人もいます。
もしかしたら家に居場所がなく、少しでも長く会社にいたいと思っている社員もいるかもしれません。
人によって仕事の環境や考え方が違い、体質やメンタルの強さなども違います。
なので、周囲の人と比較して「あの人は早出・残業を頑張っているのだから自分もやらなければ・・・」と自分を追い込むことなんてしなくていいのです。
休むのが悪いという考えはヤメにしませんか?


このような話をしても、日本人は真面目な人が多いので【会社を休むのは悪い事だ】と考えてしまう人が多いですよね。
・本当は熱があって会社を休みたいんだけど、周囲の目が気になって休めない
・勇気を出して休んだのはいいけど、明日会社に行ったら皆にどんな目で見られるかな・・・
・すぐ休むとか、ずる休みって思われてないかな・・・
周囲の目が気なる人は、このように考えてしまってはいませんか?
少しでも心当たりがあるなら【会社を休むのは悪い事】という呪縛から自分を解放してあげましょう。
前章でも説明した通り【我慢強い人が称賛され会社を休んだ人は非難される】という考えは日本の歴史が生んだ古い考え方です。
外国人が『日本人は働き過ぎだ』というのはこの為で、海外からみたら異常なことなのです。
現在は少しずつ減ってきましたが、スポーツの世界でもこのような考え方は古くからあります。
日本での部活動などでは「少しくらいの怪我(軽い捻挫)なら我慢して練習をしろ!」といわれてきましたが、海外では「少しの怪我でも早く治して万全の体調になってから練習に参加しろ」といわれます。
仕事も同じようなもので「微熱なら少しくらい我慢して仕事をしよう」という考え方より「微熱だけど、今日は休んで早く治して、次の日に万全な体調で会社に行こう」という考えの方が明日の仕事の為になります。
微熱を我慢して体調が優れないまま仕事をしていても、辛くて仕事に全然集中できないし、このままズルズルと風邪を長引かせてしまったら仕事も疎かになりがちです。
それなら、微熱でも一日だけ会社を休み、しっかりと休息をとって明日から集中して仕事に取り組んだ方が効率がいいです。
日本の【会社を休むのは悪い事】という呪縛が自分で自分を苦しめてしまっているのです。
悩んでいるあなたにはそのことに気付いて欲しいです。
体の異変に気付こう
自分の身体の異変に気付けるのは、あなただけです。
- 吐き気がする
- 眠りが浅い
- 食欲がない
- お腹が痛い
- 会社に行くのが憂鬱だ
このように、心身共に疲れ果て精神的に辛い時は、あなたの身体は『助けて!!』と叫んでいるのです。
その心の叫びに気付いて助けてあげれるのは、他の誰でもなくあなた自身しかいません。
身体がSOSを求めている時に「このくらいの症状で休んでなんかいられない!」と見て見ぬふりをするのはやめましょう。
自分の身体がSOSを求めているのですから「明日の為にも今日は休もう」と考えられる人になりましょう。
人手不足だからと責任を負わなくてもいい


「うちの会社は人手不足だから休みたくても休めない」という人がいますが、その考えは間違いです。
工場の交代勤務の仕事だと、早出・残業が当たり前のようにあります。
好きで残業をしている人もいれば、僕のようにイヤイヤ残業をしてる人もいるので、他のみんなも早出・残業を当たり前のようにしているという事です。
誰かが休んだら誰かが残業をして助けてあげるという【持ちつ持たれつの関係】でいいのではないでしょうか。
そもそも人手不足の理由って個人に責任があるわけではありませんよね。
人手不足なのに人員を増やそうとしなかったり、少ない人数で仕事をして利益を生み出そうとしている会社の方針が悪の根源だと思いませんか?
「なんで微熱くらいで休むんだ!?」と上司に言われたら「文句があるなら人員を削減している社長に言え!!」と言ってやればいいのです!
・・・と思っていても言えないのが普通なので、そういう気持ちで休めばいいということです。(笑)
会社を辞める人がでる度に「この人が辞めたら仕事は上手くやっていけるのか?」と思ったことがありますが、今いる人たちで案外うまく仕事はやっていけるものです。
ですから「自分がいないと仕事が回らない!」と考え、体調が悪いのを我慢して出勤する必要はないのです。
あなた一人で責任を負わずに、もっと気軽に休みをとっても大丈夫ですよ。
それでも、どうしても会社に行きたいというなら、
予防接種ガンガンして、抗生剤飲みまくって風邪なんか絶対引くな!!(# ゚Д゚)
と言いたい・・・
体調を崩した体験


僕自身の経験談を少しします・・・。
お前のことなんか知るか!!という方はこの章は飛ばしてください(笑)
【早出・残業・休日出勤】をするのが当たり前だと思っていた入社3年目の頃、上司の命令を断らずにイヤイヤ働き続けていました。
ある日、会社に出勤する前お腹に違和感がありました。
誰かにつねられているような痛みが30分感覚で続きました。
仕事を休もうかとも思いましたが「今日は人員がギリギリだったよな・・・」と頭によぎりそのまま出勤しました。
仕事中も集中が途切れると、誰かにつねられているような痛みがお腹にありました。
その次の日の出勤前、またお腹が痛くなりトイレに駆け込みました。
う〇ちが出るわけでもなく、ただただトイレで腹痛に悶絶していました。
10分経っても20分経っても腹痛は収まらず、今までに経験したことのない激痛がありました。
トイレから息切れと唸り声が聞こえるものだから、家族が「救急車呼ぼうか!?」と心配してやってきました。
結局会社を休んで病院に行きました。
病院に行くと、なぜか腹痛は収まりました。
診察してもらうと「症状が他にないので、ストレスからくる腹痛ですね」そう言われて痛み止めだけ処方されました。
その後腹痛は一切出なくなりました。
イヤイヤ【早出・残業・休日出勤】を続けていたものだから、自分で気付かないうちに自分を追い込み、ストレスとなってお腹が痛くなったようです。
【謎の腹痛】を経験するようになってから、年に1回は夜勤になると【謎の熱】が出るようになりました。
熱以外他に症状がないので『自分の身体からのSOSだ』と思うことにして、微熱でも無理をせずに会社を休むようにしました。
みなさんも謎の腹痛や頭痛、熱が発症したら「身体がSOSを出しているんだ」と考えるようにし、身体を壊して仕事ができなくなる前に会社を休むようにして下さい。
働き詰めの自分の考えがおかしいと気付いた瞬間


『早出・残業・休日出勤は社会人なら当たり前』と思っていた僕に、考え方が変わった転機がありました。
「自分の考えはおかしかったんだ」と気付いた瞬間でした。
大学を卒業して社会人になった友人と久々に再開し、飲みにいく機会がありました。
そこで、自分たちが務める会社の話になった時のことです。
僕は「早出・残業なんて当たり前で、月に何回か休日出勤を頼まれる」と話をしたのです。
他のみんなも当たり前のようにやっているだろう、むしろ自分はみんなに比べて働いていない方だろうと思っていました。
しかし、返ってきた言葉は自分の考えとは全然違いました。
「それブラック企業っていうんだよ(笑)」
・・・え、マジ・・・?(・.・;)
え~~~~~~ッッッ!?
ニュースやネットで、僕よりブラックな企業は沢山あるということは知っていましたが、冗談でも友人からでてきた言葉に僕はショックを隠せませんでした。
友人は早出・残業なんかほとんどなく、休日出勤なんて頼まれたことなど一度もないというのです。
有休も好きな時に自由にとれるということでした。
残業が嫌いでイヤイヤやってきた僕にとっては衝撃的でしたし、羨ましくて仕方がなかったです。
自分の職場を基準にして、早出・残業をするのが常識だと勝手に決めつけてしまっていたので、知らないうちに自分の会社にマインドコントロールされていたんだと気付きました。
自分の考えがおかしいと気付いてから、会社に対する考えを改めました。
「辛くなったら休んでもいいんだ」「我慢することなんてないんだ」と自分に言い聞かせるようにしました。
僕はもともと我慢してしまうタイプだったのですが「微熱なんですが、悪化させた方がみんなに迷惑かけるので今日は大事をとって休みます」と上司に言えるようになりました。
【休んだ日は病院に行って、しっかり療養して次の日に会社に行く】それでいいのです。
我慢すること、無理することは一緒に仕事をするみんなに迷惑をかけるだけです。
他の社員に風邪をうつしてしまっては元も子もありませんからね。
それならしっかり体調を治してから仕事に行った方が、みんなのためになるよね!
時には逃げる事も大切


もし、体調が悪くても仕事を休めない、「這ってでも会社に出てこい!」と言うようなパワハラ上司が職場にいるなら僕は【転職】をおススメします。
会社を休む・会社を辞めるということで《根性無し》というレッテルを貼られても転職した方がいいです。
残業や休日出勤で身体を酷使して『精神的に追い詰められたりうつ病になったりして命を落とす人が沢山いる』とメディアでも放送しています。
命を落としてしまっては何もかも手遅れです。
そうなってしまう前に逃げ道を確保しておきましょう。
自分の身が危険にさらされたら逃げるものですよね?
逃げることは恥ずかしいことではないですし、自ら命を落とすならひたすら逃げた方がマシです。ε≡≡ヘ( ´Д`)ノ
残業や休日出勤に限界を感じているのなら、いつでも会社を辞めれる状況を作りましょう。
転職サイトに登録して、他にどんな求人があるのか調べるだけでも、精神的にスッキリしてとても楽になりますよ。
そこで様々な求人情報を見ながら「今の会社を辞めても自分には次があるんだ」と実感できるし「いつでも残業の多い今の仕事を辞めれる」と思えるだけで、あなたの心はだいぶスッキリするはずです。
登録したから絶対に転職しなければいけないということはないですし、早く転職しなさいと催促催促されるわけもありません。
登録していないと、あなたの目的や条件にあった求人があっても知ることさえできず、絶好のチャンスを逃すこととなってしまいますよ。
『自分の能力を生かせて、残業のない会社に転職する』というような、明確な理由や条件を見つけて転職しましょう。
【⇩リクナビNEXTの評判・特徴はコチラ⇩】



まとめ:会社を休む勇気を持とう
- 人手不足で仕事を上手く回せない会社が悪い
- 少ない人数でもなんとかやっていけるもの
- 古い考えは自分を追い込んでしまう
- 逃げることは恥ずかしいことではない
体調が悪くて会社を休むと【根性無し・逃げた・弱い】などと言うような古い考えの人はまだまだいます。
だからといって、我慢して出社して自分を追い込む必要はありません。
自分で自分を追い込んで、病気になったり鬱病になったりして命を落とすようなことがあったら、元も子もないですし自分が可哀想すぎます。
我慢を続けることによって、知らず知らずのうちに自分の身体を自分で蝕んでいるのです。
この記事を読んで『自分の周囲の考えがおかしいんだ』ということに気付いてください。
そして、少しでも会社を休む勇気が出てくれたら嬉しいです。
http://factory-blog.com/2019/01/17/koujou-yametai/

